2013夏・北海道ツーリングその2 ～7年越しの宿題～

8/11
寝不足気味の重たい目をこすり、起きだす。
朝から天気は曇り。

とりあえずバイクに荷物を積んで、朝ご飯。
グリーンホテルはパンとジュース、コーヒーの簡単な朝食が無料で食べられる。
牛乳もあったらもっとポイント高いのに。
無料だから贅沢は言えないけど。

ご飯を食べ終えて出発の準備をしていると、フェリーで一緒だった友人登場。
天気の良さそうな道南へ向かうそうだ。
自分は今日は7年越しの宿題をしに東の方へ行くことにした。
苫小牧市街を抜け、日高道に入る。
終点の日高門別ICまで走り、国道235号に出たところのホクレンで給油。
そして最初の黄フラッグゲット。

国道をずっと南東に向かい、日高町内のセイコマで休憩。

今年のフラッグは、ライダーの走行姿が描かれている。

休憩していると、日高本線を走る汽車が通った。
この後しばらく線路と併走したけど、海沿いを蛇行しながら延びる日高本線を列車で旅するのも良さそうだ。
北海道を１８きっぷでのんびり旅するのも楽しいだろうな。
バイクで色んなところに行くうちに、地方のローカル鉄道が好きになった。
我が静岡の誇る、天浜線もその1つ。

日高から浦河までの海岸沿いは、牧場がたくさん。
競走馬を飼育している牧場が多く、サラブレット銀座と呼ばれる。
草を食む馬たち。

その名の通り、サラブレット銀座の展望台。

視界いっぱいに牧場が広がる。
北海道らしいのんびりした風景だ。

ひたすら右手に海を見ながら南東に向かって走る。
道は国道から道道に変わる。
段々と雲というか霧というか広がってくるのは気のせいだろう。

うっすら霧に包まれてたどり着いたのはココ。

2006年に訪れた初北海道ツーリング。
残り日数が少なくなった頃、襟裳岬に行くか迷った。
襟裳へ向かう道は単調だ。
そして道程は長い。
結局、襟裳に行かずその分他のところを周った。
そしてそれ以降、襟裳に行こうとするたび、浦河の天気は曇りか雨。
行かずに過ごす年月が経つほど、いい天気のときに行きたいと思うようになり、行けなくなるという悪循環。
今年は何とか天気が持ちそうだということで、7年越しの宿題をしに向かったわけだ。
でも、霧ｗ

駐車場にバイクを置いて散策する。
まずは灯台。

突端。

カモメだかウミネコだかが飛ぶ。

遠くを見やる。

段々と霧が晴れてきた。

風の館というところに200円払って入る。
望遠鏡が置いてあって覗くと、突端からは肉眼で見えなかったゼニガタアザラシが見えた。
すごくたくさんいた。
アザラシ増えて漁の邪魔されて困っているらしく、共存の道を探っていると館内に展示があった。

風の館では風速25m/sも体験できる。
体験したけど、恐ろしい風。
音すごいし、手すりつかまらないと立ってられない。

襟裳岬を後にし、十勝方面に走る。
百人浜を通ったときは、ココが彼の有名なお化けスポットかと頭をよぎる。
霊感ないので何も感じないけど、知っていると何となくキャンプするのは不気味だ。
展望台あったけど、ちょっと歩かないといけなさそうで、面倒だったのでスルー。

再び国道に入る。
襟裳の東岸の国道は、黄金道路と呼ばれる。

道路完成までに黄金を敷き詰めるほどの資金が投じられたというのが由来だ。
黄金トンネルの中は長くて寒い･･･
凍えながら外の光目指して走る。
ずっと走っていくとフンベの滝でチャリダーがめっちゃ笑顔で手を振ってくれた。
嬉しくなってこちらも笑顔で大きく手を振り替えした。
ライダー、チャリダーとお互いの旅の安全の祈って手を振る。
雨の日とか気分が滅入ってるときに手を振ってもらえると元気が出る。

広尾に入るとホクレンのフラッグの色が緑になる。
ということで早速給油して緑フラッグをゲット。
そろそろ昼ご飯の時間ってことで、お隣の大樹町で昼ご飯を食べることにした。

大樹町といえば、龍月の「牛トロ丼」が有名だ。
去年は清水で牛トロ丼を食べたから、今年は大樹町で食べようと思っていた。

ペロッとお腹に収まった。
清水とどっちが美味いかと聞かれても、清水は去年だから比べられないｗ

本日のお宿は上士幌にテントを張ろうと思うので、まっすぐ向かうにはまだ早い。
今年は北海道でもダムカード収集をしてみよう。
一番近いのは札内川ダムだ。
国道から道道に逸れると一気に田舎道になる。
走るペースもぐんぐん上がる。

とうちゃーく････？
なんか入り口間違ったらしい。

バイクに戻って上へ行こう。

今度こそ！

良い天気だなー

ダムカードもゲット！

ダムの管理支所のおじさんと少し会話した。
昔はバイク乗りだったらしい。

ダムの近くのピョウタンの滝へやってきた。

落差はないけど、水量すごい。

街に下り、中札内の道の駅で休憩。
眠さでやばかったんだ。
冷たいもので目をリフレッシュ。

うまし。
バイクに乗ろうとすると酔っ払いの地元のおじさんに絡まれる･･･
本当に美味いものは地元の人しか知らないんだ
家に泊めてやるから食べに来るか
でも酒飲まなさそうな顔してるな
・・・
面倒だし、知らない人の家泊まるの怖いし、酒飲めませんって言って脱走。
すいません、ほんとは酒好き、のん兵衛ですｗ

中札内からえっちらおっちら上士幌に向かって走る。
十勝でキャンプといえば、上士幌町航空公園だ。
手入れの行き届いた芝生、開けた空。
とっても気持ちのいいキャンプ場。
道内で一番好きなキャンプ場かも。
市街地から近く、街中には温泉、ACOOP、セイコマがあって便利だ。

キャンプ飯は誕生日だし、ナイタイ牛を食べた。