梅雨明けを待ちきれない紀伊半島ツーリングその3
7/18(月)
近畿、中部とも梅雨が明けた。
朝から良い天気。
フライパンでパンをトーストして食べます。
そのまま食べると味気ないパンも、トーストするだけで全然違う。
動かなければ涼しく過ごせるけど、撤収作業で体を動かすと汗が吹き出てくる。
そうは言っても撤収しなきゃずっと根が生えてしまう。
撤収を済まし、8時過ぎには出発。
キャンプ場を後にし、国道に出てから2泊お世話になった四村川沿いの景色を見やる。
青空と緑、川が夏っぽい。
R168からR169に出て北上していく。
ちょっと走ったところで舗装林道に入る。
真夏の強い日差しの中から、灯りのほとんどないトンネルに入る。
目がくらくら・・・
平衡感覚が一瞬なくなりかけ、スピードを落として進む。
トンネルの中は霧が出ていてかなり気味が悪い・・・
狭いくねくね道をえっちらおっちら進んでいく。
沢の水が流れる。
かなり高いところまで登ってきた。
そして目的地の駐車場に到着。
なにやら、神様に呼ばれないとたどり着けないとか。
一回で来られた自分は神様に呼ばれていた?!
鳥居から本殿までは徒歩15分くらい。
木漏れ日の溢れる参道をのんびり歩いていく。
標高1000mほどあるおかげでかなり涼しい。
ちょっとした山歩きはかなり気持ちが良い。
日々の疲れが吹き飛んでいくようだ。
そして、でっかい杉。
本殿の目の前の鳥居。
ご神木。
この神代杉ずっと見ていたくなる。なんだろう。
かなり長いこと見とれていた気がする。
そして駐車場に戻ると、熊出没注意の張り紙を持った人が現る。
どうやら今朝近くで熊が出たらしい。
今年はどこもかしこも熊出没注意だな。
バイクに跨り、すぐ近くの展望台へ行ってみる。
連なる山の景色。
見ていると和んでくる。
そしてキレイな緑が、まるで絨毯のようだ。
このままR168側に降りても良かったけど、学生時代にR168は比較的よく走った記憶があったので、元来た道を降りてR169に出る。
そしてやってきたのは、瀞峡。
バイクを止めて川の近くまで降りる間に汗が吹き出てくる。
そして階段を下りて川のすぐ近くに。
お宿?に掛かるつり橋崩壊。
瀞峡の景色。
遊覧船もある。
大阪に住んでいた学生時代、紀伊半島に何度も足を運んだのになぜか瀞峡は素通りしていた。
こんな景色ならもっと早く来ておいてもよかったな。
涼しかったら遊覧船に乗るのもアリだ。
R169を進むと北山峡。
V字の峡谷がキレイ。
道の駅おくとろで昼ご飯を食べることにした。
山奥過ぎてここを逃すとご飯を食べられるところがなさそうだ。
昼はビュッフェしかないらしい。
色々食べたかったけど、暑さのせいか、歳のせいか、そんなにたくさん食べられずお腹いっぱい。
食後は北山村の名物・じゃばらのジュース。
じゃばらは北山村に自生していた一本の原木から栽培されたかんきつ類。
花粉症にも効果があるらしい。
甘酸っぱくて美味しい。
暑いけど先に進むことにする。
池原ダム。
アーチ式。
アーチ美しい。
以前はロックフィルダムが一番!と思っていたけど、最近はアーチ式ダムがマイブームだ。
このキレイなアーチ構造で水の重量を支えているとかすごいじゃないか!
ダムカード欲しかったけど、祝日はお休みらしいので、ダムだけ見学して先に進む。
ずっとR169を進んでいく。
かなりの暑さで疲れが溜まっていく。
今日はホテルを取ってベッドでゆっくり休もう、ということで途中でぽちっとお宿を取る。
更に進む。
R166に出てひたすら東へ。
暑さに負けないように水分補給がてらの休憩がかさむ。
松阪市内でホテルにチェックイン。
シャワーで汗を流して、ウェルカムドリンクのビールで喉を潤す。
ホテルの近くの一升びんへ。
あれ、回ってない・・・
おかしい・・・
と思って、三重に縁の深い友人に聞くと、回ってる一升びんの方が珍しいそうだ。
こまごまと色々注文するのは面倒なので、松阪牛の盛り合わせみたいなやつを頼んだ。
肉のセットって本当に肉だけなのね・・・
男らしいというか、潔いというか・・・
静岡の焼肉屋さんなら申し訳程度に焼き野菜がサービスで付いてくるんだけどね。
箸休めのキムチも頼んで肉を焼く。
松阪牛ウマっ!ビール3杯とキムチ、お肉の盛り合わせでお腹いっぱい。
一升びんはやっぱりリーズナブル。
ホテルに戻って、エアコンが効いた涼しい部屋でビールをもうちょっとだけあおって、深い眠りについた。
つづく・・・