2013 GW東北ツーリング その1

冬で寒くてバイクに乗れないので、去年のGWツーリングを振り返る。

***

去年のGWの旅は一昨年に引き続き、東北を目的地とした。
天気に恵まれれば、目標は『青森県　下北半島の尻屋埼』。
あとは、日程的に周れそうな震災後まだ訪れていない海岸沿いを自分の目で確かめたい。
そんな思いを持って春の東北へと足を運ぶことにした。

GWツーリング0～1日目

今年も連休前日の仕事を半日で終え、GWをフライングゲット。
東名に乗る前に一枚。

東名に入りFIセローでほぼ初となる高速巡航。
現行セローに乗り換えて排気量が少しだけアップ。
225ccの頃よりも高速移動がぐっと楽になった。

相変わらず首都高恐怖症なワタクシ。
東富士五湖道路から中央道・圏央道経由で関東に入るため、御殿場で一旦高速を降り、須走から再び高速へ。
中央道に入ると、『雨　スリップ注意』の電光掲示板が襲ってくる･･･
圏央道の終点まで走って、去年と同じビジホに逃げ込む。
そして次の日からの東北ツーリングに備えて駅近くの焼鳥屋さんで乾杯。
もつ煮美味いなぁ

〆に焼鳥丼食べてお腹いっぱいになったので、ホテルに戻って寝た。

そして夜が開けきらない土曜日未明。
東北道へ向けて走り出す。
すんげぇ寒いの。
渋滞に巻き込まれるのがイヤだから必死に耐えて上河内SAまで走る。
温かいそばに七味入れて食べた。
たくさん着込んで再び走り出すことに。
しばらく走って行くと、白河ICの文字が視界に飛び込んでくる。
白河といえば、東北の玄関口だ。
東北に来たんだ！と走りながらテンションが上がる。

電光掲示板には『事故渋滞』の文字が。
寒さと眠さで集中力が落ち始めたので、渋滞に突っ込む前に休憩とする。

福島と言えばこれだって教えてもらった。
ままどおる美味し。
缶コーヒーで手暖めてたらすぐぬるくなった･･･

いくつかのJCTを越えて、正直東北遠いなぁとか思いつつｗ、たどり着いたのは

あぁ松島や松島や。

寒さにやられつつのんびり走ったからか、思った以上に遅くなってしまったので、さくっと昼ご飯にする。

豪華な海鮮丼にした。
焼き牡蠣がついてくる。
お腹苦しくなった。

お土産屋さん覗きつつ、瑞巌寺。

ちょうど観光遊覧船もいた。

五大堂。

遊覧船が旅立っていった。

バイクに戻り、海沿いを走っていく。
2011年の震災以降、松島は訪れたが、その先岩手との県境まではまだ行っていない。
自分の目で確認したい。

東松島では牡蠣の養殖筏がたくさんいたりして眺めが良かったが、いい撮影スポット見つからず･･･

ふと養殖用に使うホタテの貝殻の山が見えたので道を逸れる。

ホタテの貝殻をつないで、その間でかき幼生を育てると以前テレビで見た。

すぐ横には、津波で分断された線路。

仙石線の高城町～陸前小野間は未だ復旧していない。

このような状況の中、海沿いにはぽつぽつと新しい家が建ち始めている。
海岸の間近に、だ。
海の仕事をしているとやはり海から離れた場所に居を構えるという選択肢は取り辛いのだろう。

まだまだ震災の爪痕が残る野蒜駅前。

海岸の方へハンドルを向けた。
建物の形から推測すると、学校だったのだろうか･･･

すぐそこは海岸線。
防波堤の上に立ち、海を眺める。

風が強く、海は少し波立っている。

震災の後、毎年東北を訪れている。
あの巨大地震から2年が経ち、海岸沿いを自分の目で何度も確かめた。
それでも、見るたびに胸が苦しくなる。

石巻市街のスーパーで買出しを済まし、キャンプ予定の南三陸のキャンプ場へ一応電話してみる。
すると・・・・・・のぉぉぉぅ
キャンプ場としては営業していない。
事前にネットで調べた時は記載されていなかったから、大丈夫だろうと踏んでいたのに。
ちなみに利用しようとしたのは、南三陸町平成の森。
施設の一部が仮設住宅として利用されているのは調べて知っていたが、
キャンプ場は利用できると思っていた。
行く方はご注意を。
と言うことで、別のキャンプ場を探す。
風強いから内陸にしようということで、登米にある『長沼フートピア公園』に決めた！
吹き荒れる横風の中、バイクを傾けて走る。
たまに風で流されるが、バイクが軽いからZZRのときより恐怖感は少ない。
セローの方が風の投影面積少ないしｗ
こけてもどうせ大して壊れないしｗ

キャンプ場にテント張って、すぐ近くの温泉で体をほくほくに温める。
で、キャンプ飯。

油揚げって美味いよね。
カリカリに焼いて、チーズとネギと醤油で和風ピザ。
あとは牛タン焼いたけど、写真がないな。

今日の日本酒はもちろん宮城県のお酒。

ど定番の一ノ蔵に逃げてスンマセンｗ
このときは後日また宮城をうろうろするとは思わず、床に就いた。

つづく…

その2へ